解説

ヘルツォーク&ド・ムーロンが中国と出会うとき

“鳥の巣”は、天安門広場、紫禁城を通る、南北を貫く都市の中心軸の上に位置している。ただのオリンピックの施設ではなく、政治的かつ歴史的な場所の意味が与えられた都市のモニュメントであり、新生北京のシンボルなのだ。

しかし、ヘルツォーク&ド・ムーロンは、アンチ・モニュメントであり、政治ではなく、人民のための建築だと表明している。

“鳥の巣”の建設中風景写真

『鳥の巣 北京のヘルツォーク&ド・ムーロン』は、スイスから誕生した世界的な建築家が、21世紀初頭の中国という特殊な状況に置かれ、さまざまな葛藤や異文化交流を経験しながら、彼らにとっても重要な代表作をいかに完成させるに至ったかを教えてくれるだろう。

五十嵐太郎(建築評論家)

(劇場用パンフレット原稿から一部抜粋・加筆)

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  1. イントロダクション
  2. ヘルツォーク&ド・ムーロンが中国と出会うとき
  3. 映画「鳥の巣」とヘルツォーク&ド・ムーロン
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